築30年を超えたマンションは、水まわり設備や壁紙、床材などの劣化が目立ちはじめます。「そろそろリフォームをしようかな」と考える方も多いでしょう。
しかし築30年を超えているのなら、リフォームではなくフルリノベーションがおすすめです!劣化した部分を根本から修繕して、新築以上の住まいにすることができます。
目次
そもそも築30年のマンションはあと何年住める?
築30年を超えるマンションに住んでいると、リフォームと新居への住み替えのどちらがいいのかと悩み、「せっかくリフォームしても、数年しか住めないならもったいない」と考える方も多いです。しかしマンションは、私たちが想像している以上に長持ちです。
国土交通省のまとめによると、ある研究資料では、RC造(鉄筋コンクリート造)の物理的な寿命は117年とされています。
国土交通省調査資料:https://www.mlit.go.jp/common/001014514.pdf
調査結果の中で記載されている内容では、なぜ皆さんが、50~60年ほどで住めなくなると思ってしまうかというと、日本の住宅ローンのあり方が一つの要因だとされています。
日本の住宅ローンは、築50年~築60年に限定されているものが多いためです。
しかし、欧米などでは築100年以上の集合住宅などざらにあります。これは、米国では一般に「築年数」は減価率に影響を及ぼさず、定期的にリフォームやリノベーションを適切に行っているかによって減価率が変わるからです。
つまり築30年経っていたとしても、適切なメンテナンスが行われているマンションならば、実際は80年、100年以上住み続けられる可能性があるのです。
そして、自分たちの終の棲家としてはもちろん、相続すれば子どもたちの資産にもなるでしょう。
築30年のマンションをフルリノベーションするメリット
築30年のマンションをフルリノベーションするメリットは、他にもあります。以下に詳しく見ていきましょう。
住み替えよりも費用を抑えられる
まず、フルリノベーションは、住み替えよりも費用を大きく抑えることができます。
横浜市のマンションは新築と中古問わず、インフレや需要の増加によって価格の上昇が続いています。とくに築20年以内の中古マンションは、値上がりが激しいのが事実…
住み替えには、大きなお金がかかります。
しかし今住んでいる家をリノベーションすれば、工事費用しかかかりません。設備や仕様にとことんこだわったとしても、住み替えよりも費用を抑えられるでしょう。
参考記事:新築が高すぎる!予算を抑えて希望を叶える“中古物件×リノベーション”という選択肢
ライフスタイルにあわせた間取りに変更できる
新築から30年経つと、設備や内装の劣化が目立つのはもちろんですが、ライフスタイルも大きく変わります。お子さまが独立して使っていない個室があったり、調理量や回数が減ってキッチンスペースを持て余していたり、何かしらの変化があるのではないでしょうか。
そんなときもフルリノベーションなら、設備や内装を交換するだけではなく、ライフスタイルの変化にも対応できます。
たとえば使っていない部屋をなくしてLDKを広くしたり、書斎や納戸を設けたりと、持て余してしまう空間が出ないように、間取りを大きく作り変えることも可能です。
また、最近ではお互いが“ちょうどいい距離感”で過ごすために、夫婦別寝にする方も増えています。ライフスタイルや夫婦、家族の価値観に合わせた間取りへと変更できるのも、フルリノベーションならではの魅力です。
参考記事:リノベーション時に希望者が増えている「夫婦別寝室」の魅力とは?
資産価値を高められる
建物の資産価値は、築年数とともに少しずつ下がっていくものです。
マンションは一戸建てよりも下がりづらい傾向があるものの、築30年を超えると内装が劣化してくるため、どうしても購入時よりは資産価値が下がります。
しかしフルリノベーションで室内全体をきれいにしておけば、下がってしまった資産価値を再び高めることが可能です。スケルトンリノベーションでの配管類の交換や、断熱施工をしておけば、より資産価値は高まります。
もしフルリノベーション後にマンションを売却することになっても、工事をしていない部屋よりも査定額は高くなるでしょう。
築30年のマンションをフルリノベーションするときの注意点
マンションをフルリノベーションするにあたって、知っておきたい注意点も見ておきましょう。
スケルトンリノベーションまで行うと今後も安心
内装をすべて解体し、骨組み(スケルトン)の状態にするリフォームを「スケルトンリノベーション」といいます。これもフルリノベーションの一種です。
もし築30年超えのマンションをリノベーションするのなら、スケルトンリノベーションをおすすめします。
スケルトンリノベーションであれば、床下や壁裏にある配線や、給水管、排水管、給湯管、ガス管のような配管類を交換できるからです。本来ならば部分的に床材を剥がして配管類だけを交換しますが、スケルトンリノベーションは室内を躯体(コンクリート部分)が見えるところまで解体するので、内装材と同時に配管類も交換できます。
配管類の耐用年数は30〜40年なので、交換に最適なタイミングです。
フルリノベーションを機に室内を根本からしっかりときれいにしておけば、工事後も安心して暮らしていけます。
参考記事:これで後悔しない!マンションのスケルトンリノベーションのメリットとデメリットを解説!
工事期間中は仮住まいが必要になる
自宅をフルリノベーションするときには、仮住まいが必要です。
工事規模にもよりますが2〜4か月ほどかかるので、その間は一時的に違う場所に引っ越さなければなりません。
賃貸や実家、マンスリーマンション、ホテルなど選択肢がいくつかあるので、どこで暮らすのか、仮住まい先も考えておきましょう。
なお、横浜リノベーションでは、工事の様子をいつでも見学いただけます。
常に現場をきれいにすることを心がけておりますので、これまで暮らしてきた家が姿を変えていく様子を、ぜひご覧になってください。
初回からきちんとした見積もりを出してくれる会社に相談する
複数会社で迷ったときに「できるだけ費用を抑えられるところで」と、見積額だけで会社を比較する方も多いのですが、金額だけで依頼する会社を決めるのはおすすめできません。
なぜなら、“見積額=実際に払う工事費”ではないからです。
見積書に含まれる仕様も会社ごとに異なるので、同じように希望や要望を伝えても、仕様や設備のグレードが違うと見積額に差が出ます。
見積書を確認するときには、見積額よりも、その中に何が含まれているのか、内訳にしっかり目を通してください。
「工事一式」という曖昧な書き方ではなく、何の工事に対してどんな料金がかかっているのか、詳細まできちんと記載のある見積書を出してくれる会社に依頼したほうが安心です。
築30年以上のマンションのリノベーションをお考えの方は、横浜リノベーションに相談を!
築30年を過ぎたマンションは、住み替えやリフォームではなくフルリノベーションを検討しましょう。今住んでいる家をフルリノベーションすれば、ライフスタイルに合わせた間取りに変更しつつも、住み替えよりも費用を抑えることができます。
もしこれまでに配管類を交換していないのなら、配管類まで交換できるスケルトンリノベーションがおすすめです。表面だけではなく、根本からしっかりときれいにしておけば、家の資産価値を高めることにもつながります。
そして満足のいくフルリノベーションをするためには、リノベーションに特化した、実績の多い会社に依頼するのが安心です。
横浜リノベーションは、お客さまの希望や要望をもとに、初回から最終価格に近い見積額を提示いたします。
「ライフスタイルに合わせた家で暮らしたい」「後悔のないリノベーションがしたい」とお考えの方は、ぜひ横浜リノベーションにご相談ください。
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