中古マンション購入＋リノベーション。ローンはどうなる？ | 横浜リノベーションのブログ

中古マンションを購入してリノベーションをしようと考えたとき、心配になるのが「住宅ローン」ではないでしょうか？
住宅ローンといえば、新築住宅を購入するときに利用するイメージなので、リノベーションでも利用できるのか疑問に思う方も多いはず。

そこで今回のコラムでは、中古マンションの購入とリノベーションをするときに利用できるローンをテーマにお届けしていきます。ぜひ最後まで目を通してみてくださいね！

中古マンション購入とリノベーションに使えるローンの種類

中古マンションを購入してリノベーションするときに利用できるのは、次の3つのローンです。

住宅ローン
リフォームローン
住み替えローン

それぞれの特徴を見ていきましょう。

住宅ローン

中古マンションを購入してリノベーションをする場合でも、住宅ローンを利用できます。住宅ローンはここで紹介する3つのローンの中で最も低金利で、返済負担を抑えられる点がメリットです。

さらに要件を満たせば、住宅ローン控除を利用して節税効果を得られるのもポイント。年末の住宅ローン残高の0.7％が、所得税から10年間にわたって控除されます。

また、中古マンションで住宅ローンを利用するときの注意点として「希望額で借り入れできない可能性がある」といわれることもあります。しかしリノベーションによって担保価値を高めれば、収入や勤務年数、年齢に応じた金額で借り入れられる場合がほとんどです。

リフォームローン

リフォームローンは文字通り、リフォームやリノベーションをするときに利用できるローンです。リフォームローンは担保型と無担保型の2種類あり、無担保型ならば住宅を担保にしないため、万が一返済ができなくなったときにも、住宅を競売にかけられることはありません。

ただし無担保ローンの金利相場は2〜4％と高く、借入額が少ないうえに返済期間も短い点がデメリット。担保型と無担保型のどちらも住宅ローンよりも金利が高いので、中古マンションを購入してのリノベーションでリフォームローンを利用する方はごくわずかです。

住み替えローン

今すでに家を所有していて、その家を売却してから中古マンションを購入するときには、住み替えローンを利用できます。住み替えローンが必要になるのは、「旧居がオーバーローンになったとき」です。売却金で旧居の住宅ローンを完済できるのなら、住み替えローンを利用する必要はありません。

住み替えローンのメリットは、持ち家の住宅ローン残債（住宅売却後）に新居の購入費用を上乗せして借り入れられること。手元資金をできるだけ減らさずに、住み替えることができます。ただし住み替えローンの金利相場は2〜3％ととても高く、審査も住宅ローンより厳しい場合がほとんどです。

中古マンション購入とリノベーションで住宅ローンを利用するときの注意点

ここまでの説明を見ると「住宅ローン一択」のように思えますが、住宅ローンにもいくつか注意点があります。

融資が実行された翌月からローンの返済が始まる

住宅ローンの融資は1回のみなので、中古マンションをリノベーションする場合は、中古マンションの決済日（引き渡し日）に融資が実行されます。

そして住宅ローンの返済は融資が実行された翌月から始まるため、リノベーションの着手前から返済が始まります。賃貸物件に住んでいる方は、しばらくは家賃と住宅ローンの返済の支払いが続く点に注意が必要です。

住み替えの場合はダブルローンになることも

住み替えでは「住み替えローンを利用できる」とお伝えしましたが、審査にさえ通れば、旧居の住宅ローンを返済しながら新居用の住宅ローンを組むことが可能です。

住宅ローンは住み替えローンよりも低金利で利用できますが、旧居と新居の2軒分のローン返済によって、家計が厳しくなる心配もあります。また、旧居の住宅ローンは住宅ローン控除の対象外となるため、2軒分ローンを抱えていても2軒分の節税効果が得られるわけではありません。

低金利で利用できる点はとても魅力的ですが、返済できなければ結果的に家を手放すことになってしまいます・・住み替えで住宅ローンを利用する場合は、資金計画をしっかり考えたうえで申し込みましょう。

中古マンションの購入とリノベーションならば住宅ローンがおすすめ！

中古マンションを購入してリノベーションをするときには、さまざまなローン商品の選択肢がありますが、横浜リノベーションがおすすめするのは住宅ローンです。

「中古物件は借入額が少ない、返済期間も短い」などいわれていますが、近年中古マンションとリノベーションの需要増加で、金融機関に返済に問題がないと判断されれば、希望通りの金額と期間で融資してもらえる場合がほとんど。
さらにリノベーションによって家の付加価値を高めておけば、中古マンションの課題である「担保価値の低さ」もカバーできます。