皆さんこんにちは!
横浜リノベーションのリノ・ヨーコですヾ(@°▽°@)ノ
今回は田園調布リノベーション現場の続編レポートをお届けします。
前回の「解体レポート」から少し時間が経ちましたが、実はその間に大きなプラン変更があり、図面の書き直しや商品選定の見直しを行っていました。
今回は、解体後の貴重な内部構造の様子をまとめてみました。
普段なかなか見られない“建物の中身”を知ることで、リノベーションの奥深さを感じていただけると思います。
目次
【1】アルミサッシと壁の構造
まずはアルミサッシまわりの写真から。


解体してみると、サッシ枠がどのように固定されているのかが見えてきます。
サッシ枠はコンクリートの壁に鉄筋を差し込み、その鉄筋に枠を溶接で固定して取り付けます。
仕上げとしてモルタルで周囲を整え、壁面と一体化させることで強度と美観を両立させています。
普段は見えない部分ですが、こうした細部の構造が建物の耐久性を支えています。

【2】キッチン換気扇の跡と「フサギ」の意味
こちらの穴は、もともとキッチンのプロペラファン式換気扇が通っていた部分です。
今回は新たにシロッコファン式レンジフードへ変更し、キッチン位置も移設するため、この穴は不要に。
壁に「フサギ」と書かれていますが、これは穴を塞ぐ工事の指示。
こうしたマーキングは現場での重要な指示メモで、見落とし防止にも役立っています。

【3】低い位置のサッシと“ダンゴ張り”の跡
キッチン前にある低いサッシの下には、タイルが貼られていた跡が残っています。
丸い白い跡が見える部分ですね。


この施工方法は「ダンゴ張り」と呼ばれ、モルタルを団子状にしてタイルを貼り付ける昔ながらの工法です。
いまでは少なくなりましたが、こうした跡を見ると、建物が歩んできた時代背景が垣間見えます。
【4】構造材「小梁(こばり)」とは?
次に見えるのは、天井部を走る構造材「小梁(こばり)」。

鉄筋コンクリート造(RC造)のマンションは「ラーメン構造」で作られています。
ラーメンとはドイツ語で“枠(Rahmen)”を意味し、柱と梁を一体化させた構造のこと。
これにより、耐震性と安定性を確保しています。
ちなみに、食べるラーメンとは関係ありませんよ(笑)

【5】上階の配管とマンション構造の変遷
写真の上部には、上階の配管が通っています。
これは区分所有法が成立する前のマンションでよく見られる構造です。
昔のマンションでは、配管を上下階で共有していましたが、
現在は各階ごとに独立して配管するのが一般的です。
そのため、リノベーション時に古い配管を見直すことで、将来的な漏水リスクを軽減できます。
【まとめ】
今回の田園調布リノベーションでは、解体後の“構造の真実”を詳しくご紹介しました。
普段は壁や天井の裏に隠れている部分も、リノベーションではすべてが見えてきます。
その一つひとつを確認しながら、快適で安心な住まいづくりを進めていくのが私たちの仕事です。
次回は、この現場の配管施工と断熱補強の様子をお伝えします!
お楽しみに!
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