横浜三ツ沢で進行中のマンションリノベーション工事が、いよいよ仕上げの段階に入ってきました。今回の現場は壁も天井もドライウォール仕上げのため、何より重要なのが「下地処理」です。ここを丁寧に行わなければ、最終的な仕上がりの品質が大きく損なわれてしまいます。
そのため工程ごとに細かくチェックを入れながら、慎重に作業を進めています。
目次
天井・壁の下地処理は仕上がりを左右する最重要工程
ドライウォールは、塗装や仕上げ材の美しさがそのまま“下地の精度”に表れます。少しの凹凸やパテの痩せも完成後にわかってしまうため、下地づくりは非常にシビアです。
特にコーナー部分は、家具が当たったり人がぶつかったりと衝撃を受けやすい箇所。ここに「コーナービート」を取り付けて補強し、耐久性を高めます。

ジョイント部分には専用セメントとテープで補強
石膏ボード同士のジョイント部分には、まず「ジョイントセメント」をしっかり充填します。パテ処理は通常2回行い、1回で仕上げることはありません。1回のみだとパテが痩せ、内部にエアー層が生まれてクラック(ひび割れ)の原因になるためです。
パテを充填したあと、ジョイントテープを貼り、さらに上からパテで平滑に仕上げていきます。


コーナービートの両サイドにジョイントテープを貼り、さらに補強して行きます。

バッチリです。この上に下地パテを平滑になる様に、打っていきます。


この作業は、角の部分全てを同じ要領で行って行きます。ちなみに、出隅と言います。

下地づくりの品質が空間の完成度を決める
建築の工種の中には年々減少しているものもあります。室内塗装も、近年では塩ビシートなどの普及により施工機会が減っていますが、やはり「良いものは良い」という価値は変わりません。
ドライウォール仕上げは、素材の美しさを最大限に活かすためにも、緻密な下地づくりが欠かせません。これからも、質の高い仕上げになるよう丁寧に進めていきます。
次回のレポートもぜひご覧ください。
横浜リノベーションについて
横浜リノベーションでは、横浜・逗子・葉山・藤沢・湘南を中心に中古マンション・団地・戸建のリノベーションを行っています。物件探しからサポートするワンストップリノベーションもご好評いただいております。
お気軽にご相談ください。
Instagramも運営しておりますので、こちら↓をクリックして「フォロー&いいね」をよろしくお願いいたします!








