屋内でありながらも、靴を履いたまま出入りできる『土間』。
昔は玄関や台所、作業場として使われていましたが、現代でも再び“土間のある家”が注目されています。その理由は、使い勝手のよさやデザイン性の高さにあります。
しかしその一方で注意したいデメリットもあるため、対策をしっかりと考えたうえで取り入れることが大切です。
今回のコラムでは土間のメリットとデメリットをお伝えし、横浜リノベーションが実際に手がけた事例も紹介します。
土間のある暮らしに憧れがれている方は、ぜひ参考にしてください!
目次
リノベーションで土間をつくるメリット
リノベーションで住まいに土間をつくるメリットを見てみましょう。
多目的スペースとしていろいろな使い方ができる
屋内でありながらも屋外のような使い方ができる土間は、ベビーカーや三輪車などの子ども用品やアウトドア用品などを置く場所にぴったりです。雨風や紫外線を防げるので、劣化対策にもつながります。
また、お子さんやペットの遊び場として、来客時のタイプスペースとして、その時に合わせてフレキシブルな使い方ができるのも魅力のひとつです。
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水濡れや汚れを気にしなくていい
土間は一般的にモルタルやタイル、天然石などの耐水性・耐汚性に優れた素材で仕上げるため、水や汚れに強い点がメリットです。濡れたときには自然に乾き、モルタルの左官仕上げではコーティング剤を塗布するため、汚れたときにはブラシやスポンジでこするだけできれいになります。
土間にハンガーパイプを取り付ければ、雨の日に濡れた傘やカッパ、衣類などを水濡れを気にせずかけておけます。
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家事・生活動線がよくなる
よくある土間のデザインは家の出入口につくる『玄関土間』ですが、『通り土間』をつくれば家事・生活動線がよくなります。たとえば玄関からキッチンに沿うように土間を設ければ、買い出し後の片付けやゴミ出しがスムーズ。浴室や洗面室に沿わせれば、お子さんが帰ってきたときに浴室に直行できるので、“おかえり動線”が抜群の家になります。
このようにアイデア次第で家事と生活の質が上がるのが、土間を取り入れる大きなメリットです。
空間にアクセントを加えられる
室内へと入るとフローリングの床が広がりますが、そこに土間という異素材を加えることで、空間にアクセントがうまれます。たとえばモルタルは無機質でシンプルかつモダンな印象に、タイルは個性的な印象を与えられるでしょう。
さらに間接照明やスポットライト、足元ライトなどを使った照明計画も組み合わせれば、土間が単なる多目的スペースではなく、おしゃれな空間に仕上がります。
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リノベーションで土間をつくるときのデメリット
さまざまな用途ができデザイン性も高い土間ですが、取り入れるなら知っておきたいデメリットもあります。対策もあわせて、しっかりと確認しておきましょう。
冬場に寒さを感じやすい
土間の仕上げ材になるモルタルやタイル、天然石などは熱伝導率が高く、冬に寒さを感じやすいのが難点です。土間を通して寒さがLDKへと伝わってくる心配もあります。
対策としてもっとも効果的なのは床暖房の設置ですが、とても費用がかさんでしまうため、あまり現実的ではありません。
予算に合わせて、断熱材や気密シートの施工、暖房器具などを使った対策を行いましょう。
スペースバランスの配慮が難しい
リノベーションは限られた面積内で間取りをつくっていくため、土間を設けることで他のスペースを狭めてしまう心配があります。土間を取り入れて暮らしの質を向上させるためには、何よりもスペースバランスの配慮が大切です。
使い勝手のよい土間をつくるためには、さまざまなアイデアを出してくれる、提案力の高いリノベーション会社に相談することが大切です。
【関連記事】リノベーション業者の選び方について。設計事務所のメリット。
横浜リノベーションが手がけた“土間のある家”の事例
土間のメリットとデメリットを説明したので、ここからは実際に横浜リノベーションが手がけた土間のある家の事例を紹介していきます。マンションでも土間をつくることは可能なので、ぜひ参考にしてください。
マンションにアウトドア用品を置ける土間を取り入れた事例
マンションの玄関は、とてもコンパクトです。とくに築年数が経っているマンションは、靴を数足しか置けないことが多く、物を置くスペースすらないことも。そんな背景もあって、マンションリノベーションでとくに多いのが「玄関を広げたい」という希望です。
こちらの事例でも施主さまから「キャンプ用品を置きたい」との希望があったため、広々とした土間をつくりました。
玄関から直通で靴のままで入れるので、キャンプの準備も片づけもとてもスムーズ。収納するものに合わせて高さを変えられる可動棚もあり、使い勝手は抜群です。
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戸建て住宅に家事動線がバツグンの土間を取り入れた事例
戸建住宅のリノベーションは比較的自由度が高く、元ある面積内であれば、収納スペースを兼ねた土間をつくることも可能です。とくにこちらの住宅はもともと店舗兼住宅だったため、面積にかなりの余裕がありました。そこでサーフィンが趣味の施主さまのために、サーフボードやウェットスーツ、アウトドア用品などをしまっておけるように、玄関から浴室・洗面室へとダイレクトでつながる通り土間をつくりました。
玄関から浴室へは土足のまま移動できるので、海から上がってすぐに土間にサーフボードを置き、洗面室でウェットスーツを洗い、そしてシャワーを浴びるまでの動きがとてもスムーズです。
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そのほかの事例はこちらの関連記事からもご覧いただけますので、ぜひ参考にしてください!
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収納スペース、お子さんやペットの遊び場、来客対応スペースと、フレキシブルな使い方ができる土間を取り入れれば、住まいの可能性がぐっと広がります。
しかしただ単に土間を取り入れるだけでは、暮らしの質は向上しません。
使い勝手のよい土間をつくるためには、目的や他の間取りなどから、広さと位置をしっかりとプランニングする必要があります。
だからこそ“土間のある暮らし”を実現したいのなら、土間を取り入れた実績が多く、提案力が高いリノベーション会社に相談することが大切です。
横浜リノベーションは、設計力と提案力を強みとする設計デザイン事務所です。
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