「もっと空間をいかしたい」「デッドスペースを減らしたい」
リノベーションでよく聞かれる悩みを解決してくれるのが、『造作』です。
空間や収納する物と大きさに合わせて家具や設備をオーダーメイドするので、素材まで自分たちで決められます。
今回のコラムでは、造作が人気の理由やアイデア、取り入れるときのポイントを詳しく解説します。横浜リノベーションの事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
リノベーションで造作が人気の理由
なぜ、リノベーションで造作が注目されているのか。
人気の理由を見てみましょう。
理由①暮らしに合わせた“ジャストサイズ”ができるから
造作の魅力は、なんといっても“完全オーダーメイド”で家具や設備を製作できることです。
ミリ単位でサイズ調整ができるので、「洗面台の横幅をあと10cm広くしたい」「壁幅にフィットするカウンターがほしい」といった、細やかな要望も実現できます。
既製品の家具や設備にありがちな「もう少しこうだったら…」という不満が出てこないのが、造作が人気を集めている大きな理由です。
理由②デザインや素材を自由に選べるから
サイズだけではなく、形状・素材・色味までデザインを自由に選べるのも、造作ならではの魅力です。無垢材、集成材、メラミン化粧板、ステンレスなど、さまざまな素材の中から選択できます。既製品にはない、異素材の組み合わせも可能です。
また、キッチンや洗面台なら、取っ手や水栓まで好きなデザインを選べます。選択肢がとても多いので、素材で予算を調整しやすいのもメリットのひとつです。
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理由③デッドスペースを活用できるから
柱と柱の間や窓の下、階段下など、住まいの中には必ずいかしきれていない空間があります。とくにリノベーションでは抜けない柱や梁が出てくることが多いので、これらをどう扱うのかが、空間活用のカギです。
たとえば、柱と柱の間に板を取り付ければ、抜けない柱も造作棚に。造作ならではの柔軟な設計で空間のムダを減らせば、暮らしの質をぐっと高められます。
リノベーションで人気の造作アイデア
造作といえば家具のイメージが強いですが、実は、さまざまな物をオーダーメイドでつくることができます。横浜リノベーションでは、“陶器以外”はすべて造作対応が可能です。
①壁面収納・テレビボードの造作
壁一面を覆う収納棚や、テレビボードも造作できます。
造作ならではの魅力は、ジャストフィットでつくれることです。壁の幅や天井高に合わせて棚を配置・設置できるので、中途半端に間口が余ることはありません。
またテレビボードで人気なのは、棚板を取り付けたシンプルなデザインや、掃除がしやすいように壁に固定して床から浮かせたデザインです。
②ワークスペース・書斎の造作
コロナ禍以降、ワークスペースや書斎の需要が高まっています。
リビングの一角や階段下のデッドスペースなどにつくれば、個室として設けるよりも省スペースかつコストダウンが可能。最近とくに人気を集めているのは、リビングに設けるワークスペースです。昼間は仕事場として、夕方からはお子さんの学習スペースとしてフレキシブルな使い方ができます。
横浜リノベーションでは、カウンターを取り付けるシンプルなデザインから、収納とデスクを一体化した機能性の高いデザインまで、お客さまの希望と予算に合わせて製作いたします。
③キッチンまわりの造作

キッチン背面やパントリーの造作も、リノベーションでとくに人気を集めています。
収納する物・大きさ・量に合わせて、“ちょうどいい”サイズでつくれるのが魅力です。カウンター部分を延長して、ダイニングテーブルと一体化させることもできます。
そして造作キッチンのもうひとつの魅力は、予算の調整がしやすいことです。
既製品だとキッチンとカップボードで300万円を超えることもありますが、造作なら、キッチンは、キッチンカウンター下の収納をシンプルなオープン収納などにすることで、費用を抑えられます。
なお、横浜リノベーションでは、キッチン本体の造作も可能です。
キッチン空間の広さとお客さまの好みや予算に合わせて、世界に1つしかない、オリジナルのキッチンを製作いたします。
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④洗面台の造作
リノベーションに限らず、多くの方が取り入れているのが洗面台の造作です。
既製品の洗面台はサイズやデザインに制約が多く、“設備感”が強いものがほとんど。「使い勝手はよさそうだけど、デザインがあまり好きではない」との声もよく耳にします。
しかし、造作なら自分が好きなデザインにでき、使い勝手までしっかりと考えた洗面台をつくれます。たとえば世帯人数が多い場合や身支度時間が重なるなら、洗面ボウルを2つ設ける。設備感をあまり出したくないのなら、無垢材やタイルを使う、おしゃれな水栓や照明を選ぶなど、デザインは自由自在です。
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横浜リノベーションが手がけた造作の事例
ここからは、実際に横浜リノベーションが手がけた造作事例をご紹介します。
気に入るデザインがあれば似たテイストでつくることもできますので、ぜひ参考にしてください。
①造作キッチンの事例
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モルタル質感で仕上げた、デザイン性の高い造作キッチンです。
コンパクトながらも食洗機と大型収納を備えており、リビング側には可動式のニッチ棚もあります。デザイン性と使い勝手がバツグンのキッチンが完成しました。
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最近人気のⅡ型キッチンも、造作なら好きなデザインでつくれます。
施主さまの「お家バルやカフェを楽しみたい」という希望を叶えるために、キッチンで食事がとれるようにカウンター部分を少し延ばしています。リビング側に取り付けたバンピーウォールで、高級感のあるキッチンになりました。
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②造作洗面台の事例
前述のように、洗面台はサイズ・素材・仕様まで、すべて自由に決められます。横浜リノベーションでは、いろいろなテイストの洗面台を製作してきました。
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小さなスペースに、コンパクトな洗面台を造作した事例です。ポイントは、床から少し浮かせることで圧迫感を軽減したこと。木とサブウェイタイル、シンプルな照明で、明るくおしゃれな洗面台になりました。
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無垢材とサブウェイタイルで、温かみのある洗面台です。
壁面をいかした収納と、天井に取り付けたアイアン洗濯干しがポイント。デザイン性と使い勝手を両立した洗面台になりました。
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③造作家具の事例
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壁面に造作棚を取り付け、大容量の本棚をつくった事例です。廊下もデッドスペースのひとつですが、このように役割をもたせることでしっかりと活用できます。
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ロフトベッドといえば既製品のイメージがありますが、造作も可能です。
壁の間口に合わせてつくるので、サイズが合わない、デッドスペースができるといった悩みを解消でき、内装デザインに合う造作品をつくれます。
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リノベーションに造作を取り入れるときのポイント
造作で満足度を高めるためには、いくつか知っておきたいポイントがあります。
ヒアリング時に希望をしっかりと伝える
造作はただ取り入れるのではなく、「何を解決したいのか」「どんな空間にしたいのか」などを、担当者にしっかりと伝えることが大切です。収納家具がほしいと漠然とした希望を伝えるよりも、「タオルや洗剤、化粧道具まで収納したい」「お皿を見せるように収納したい」のように具体的な希望を伝えたほうが、より理想に近づきます。
打ち合わせまでに収納する物・大きさ・量、家族構成、将来的な使い方まで考えておきましょう。
予算に合わせてメリハリをつける
造作は費用を抑えるために効果的な方法ですが、こだわりすぎると既製品より高くなってしまうことも。希望の優先順位を考えて、予算にメリハリをつけることが大切です。
たとえば…
- テレビボードや収納、ワークスペースはシンプルな棚板だけにする
- キッチンはデザインと素材感にこだわる
など、“こだわる部分”、“削る部分”を明確にしておきましょう。
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造作を得意とする会社に相談する
室内の特徴やお客さまの悩み・希望・予算に合うものをつくるためには、高い提案力が求められます。“プラスα”の提案によって暮らしの質が大きく変わるので、造作を得意とするリノベーション会社に相談することが大切です。
また、造作は「図面どおりにつくれば終わり」ではなく、現場での細やかな調整も求められます。そのため施工を外注するのではなく、内製化している会社に任せるのが安心です。
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リノベーションに造作を取り入れたい方は、横浜リノベーションにご相談ください!
造作を取り入れれば、既製品では得られない“ちょうどよさ”や“満足感”を実現できます。
デザイン性や使い勝手にこだわった造作品をオーダーすれば、暮らしの質も高まるはずです。
しかし、満足度が高い造作をつくるためには、依頼先選びが重要です。
高い提案力をもち、設計だけではなく施工管理までをしっかりと行ってくれる会社に依頼しましょう。
横浜リノベーションは、とくに造作を得意とする設計事務所です。
ヒアリングから管理までを、知識と経験豊かなリノベーションエンジニアが対応し、暮らしの質を高める造作家具や設備を提案いたします。
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