旧耐震基準の中古マンションを買っても大丈夫?

2023年5月に入ってから、全国各地で震度4以上の地震が12回も発生しています。

中古マンションのリノベーションを検討している方は「旧耐震のマンションを買っても大丈夫だろうか」と、心配になりますよね。
結論からお伝えすると、旧耐震のマンションを買っても大丈夫なのかは物件によります。
今回のコラムでは、新耐震基準と旧耐震基準の違いや見分け方、買っても大丈夫な旧耐震のマンションについてお伝えしていきます。

そもそも旧耐震基準と新耐震基準にはどんな違いがある?

「新耐震基準の方がなんだか地震に強そうだけど、旧耐震基準との違いがイマイチわからない」という方も多いと思います。
まずは、新耐震基準と旧耐震基準の違いを確認していきましょう。

旧耐震基準と新耐震基準の違い

旧耐震基準は「震度5程度の中規模地震が起こったときに倒壊・崩壊しない」という位置づけで設計されている建物です。
それに対して新耐震基準は「震度6強〜7程度の大規模地震で倒壊・崩壊しない」検証を行うことが定められています。
みなさんのイメージ通り、新耐震基準のほうが旧耐震基準よりも地震に強いのは確かです。
しかし旧耐震基準のマンションだからといって、震度6強〜7程度の大地震が起こったときに必ずしも倒壊・崩壊するわけではありません。

旧耐震基準と新耐震基準の見分け方

耐震基準が新旧どちらであるかを確かめるときには、「建築確認日」で判断します。
旧耐震基準は1950年以降に施工され、1981年5月31日までに建築確認を行ったマンションであり、1981年6月1日以降に建築確認を行ったマンションは新耐震基準です。ここでポイントになるのは、基準日はマンションの完成日ではなく「建築確認日」であること。建築確認日は、着工前に設計士が確認検査機関や行政などに申請し、建築確認通知書が発行された日です。
築年数だけでは判断できないので、必ず不動産会社やリフォーム会社に確認してください!

買っても大丈夫な旧耐震基準の中古マンションは?

旧耐震基準だからといって震度6強~7の大地震が起こったときに、必ず倒壊・崩壊するわけではないとお伝えしましたが、倒壊の危険性があるマンションが存在するのも事実です。
では旧耐震基準でも「買っていいマンション」は、どんなマンションなのでしょうか?

耐震基準適合証明書付きの物件

旧耐震基準の中古マンションでも、耐震基準適合証明書付きのマンションであれば“買っても大丈夫”だと言えます。
「耐震基準適合証明書」は、マンションの耐震性が現行の基準を満たしていることを証明する書類です。建築士や指定確認検査機関が耐震診断を行い、基準を満たしていれば証明書が発行されます。
耐震基準適合証明書付きの物件であれば、住宅ローンの審査に通りやすくなり、住宅ローン控除を受けられるというメリットもあります。
中古マンションの耐震性が心配な方や、住宅ローン控除を利用したい方は、耐震基準適合証明書付きのマンションの購入を検討しましょう。

管理状態がいい物件

旧耐震基準のマンションでも、管理が隅々まで行き届いていて、定期的に大規模修繕を行っているのなら「買ってもいい」と言えます。
マンションの耐震性は、築年数だけではなく管理状態によって大きな差がでます。たとえば定期的に大規模修繕を行っているマンションと、一度も大規模修繕をしていないマンションでは、同じ築年数でも耐震性に差が出るのは当たり前のことです。
管理状態によっては築30年のマンションよりも、築40年のマンションの方が状態がいい場合もあります。マンションの管理状態は、マンションの耐震性や寿命に直結するのです。
マンションを選ぶときには大規模修繕の履歴や、内見時にマンションの管理状態も必ずチェックしておきましょう。

旧耐震基準の中古マンションを買うときには、必ずプロに相談を!

築年数40年を超える旧耐震基準のマンションは、「大地震のときに倒壊するかもしれない」「大地震がきたときに怖い」と、購入を足踏みする方がとても多いです。けれど旧耐震基準のマンションだからといって、大地震が起こったときに必ず倒壊するわけではありません。旧耐震基準で建てられたマンションの中にも買ってもいいマンションは、一定数あります。
しかしこの「買ってもいいマンション」と「買ってはダメなマンション」の見極めはとても難しく、不動産会社は“買ってはダメ”と教えてくれるほど親切ではありません。
旧耐震でも買ってもいいマンションを見極めたいのなら、物件購入からリノベーションまでをすべて行う“ワンストップリノベーション”に対応できる会社に依頼することが大切です。

横浜リノベーションでは、リノベーションエンジニアが必ず2人以上で物件に出向き、物件や管理状態をしっかりとチェックし、買ってもいいマンションなのかを判断します。
室内はリノベーションで何度も工事できますが、建物自体の耐震性を高めたり、きれいにしたりすることはできません。物件選びはとても慎重に行う必要があるのです。
「旧耐震基準のマンションをできるだけ安く買って、リノベーションをしたい」と考えている方は、お気軽にご相談ください。お客さまが安心して住めるマンションを、全力で探します!

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