横浜で中古マンションの購入とリノベーションを検討しているお客さまから、「費用はこの先どうなる?」「2026年以降はもっと高くなるの?」という相談が増えています。
物価高や円安による価格高騰は一時的だと思われがちですが、マイホームに関しては、時期をずらしたからといって、費用が安くなることはあまり期待できません。
むしろ、2026年も上がっていくと予想されています。
そこで今回のコラムでは、横浜の中古マンション市場の現状やリノベーション費用の相場、さらに今後の見通しまで、わかりやすく説明します。「今動くべきか」と悩んでいる方に向けて判断材料として役立つ内容をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
目次
横浜で中古マンションリノベーションをするときの費用目安
リノベーションを今すべきか迷う最大の理由は、やはり『費用面』ではないでしょうか。
まずは、横浜で中古マンションを購入してリノベーションするときに、どれくらいの予算を想定すべきなのか、目安を説明します。
物件購入費用の目安
住宅金融支援機構が発表した『フラット35利用者調査』によると、2024年(令和6年)度に神奈川県で中古マンションを取得した人の物件購入費用は、平均2,813万円でした。
平均値から考えるなら、3,000万円前後が目安となるでしょう。
しかし、横浜市は神奈川県の中でもとくに需要が多く、次のようなエリアは人気も費用も高くなる傾向があります。
- 西区(横浜駅周辺)
- 中区(関内・桜木町)
- 都筑区(センター北・センター南)
- 港北区(日吉・綱島・新横浜)
ただし、価格は物件の築年数や周辺環境などによっても大きく変わってくるので、ポータルサイトなどで希望の物件を探しながら、相場観を身に付けておきましょう。
逆に次のようなエリアは、市街地からはやや離れているものの、そのぶん価格が落ち着いています。利便性が整っていて、なおかつ物件費用を大幅に抑えられる『団地』も多く売り出されているので、リノベーション用物件を探すのにおすすめです。
- 港南区(港南台・上永谷)
- 栄区(本郷台・桂台)
- 旭区(鶴ヶ峰・二俣川)
- 青葉区(すすき野・市が尾・藤が丘)
物件費用を下げればリノベーションにしっかり予算を回せるので、理想の住まいづくりがしやすくなります。
【関連記事】横浜リノベーションが中古団地をおすすめする3つの理由
参考:住宅金融支援機構『フラット35利用者調査』
リノベーション費用の目安
リノベーションにかかる費用は、1坪・1㎡あたりの施工費用『坪/㎡単価』をベースに決まります。マンションでは㎡単価が使われるのが一般的です。
会社選びで悩んだときのひとつの指標にはなりますが、注意点があります。
それが「㎡単価に含まれる工事内容は、会社ごとに異なる」という部分です。
㎡単価が低い会社は標準仕様(設備や内装材のグレード)がローグレードになっているケースが多いので、仕様を決めていくうちに、追加費用によって他の会社と変わらない、あるいは高くなるケースもあります。
「㎡単価が安い=費用総額も安い」とは限らないのです。
【関連記事】安い見積もりは罠かも?リノベーションの相見積もりで価格・費用に差が出るワケ
リフォーム・リノベーションでは相見積もりが費用を抑えるコツだと思われがちですが、まったく同じ内容を比較できない限りは意味を成しません。
そのため費用よりも、提案内容で比較するのが満足度が高いリノベーションを行うためのカギとなります。
【関連記事】横浜リノベーションが解説!相見積もりは本当に必要?失敗しない見積もりの考え方
これまでのリノベーション費用の動向
今後の費用動向を見る前に、まずはこれまでリノベーション費用がどのように推移してきたのかを整理しておきましょう。
2020年のコロナ禍から右肩上がりになっている
住宅業界では、リノベーションに限らず、新築住宅でも建築費用の上昇が続いています。
価格が上がりはじめた大きなきっかけとなったのが、2020年(令和2年)のコロナ禍です。
“おうち時間”の増加で世界的に住宅需要が急増し、木材や建材の供給が追い付かず、いわゆる『ウッドショック』が発生しました。
さらにパンデミックによる物流遅延、コンテナ不足、輸送費の上昇などが重なり、住宅の主要材料が一気に値上がりしてしまったのです。
国内でとくに影響を受けたのは、キッチン・ユニットバス・給湯器などの住宅設備。
品薄状態や遅延が相次ぎ、設備機器メーカーが軒並み価格改定を行ったため、年間で数%から10%、高いものだと40%以上も値上げされました。
円安の影響によって2025年も上昇する結果に
現在はコロナ禍が収束したので、「そろそろ費用が下がるのでは?」と思う方も多いかもしれません。しかし、残念ながら木材価格はいまだ高止まりの状態が続いており、さらに2025年は円安や物価高の影響で、設備機器はわずかに上昇しました。
とくに影響を受けたのは、次のような設備です。
- システムキッチン
- ユニットバス
- 給湯器、浴室乾燥機
- トイレ・洗面台
- 電材・照明器具
これらはリノベーションにおいて、欠かせない設備です。
設備機器の価格上昇が、総工事費を押し上げする要因となっています。
【関連記事】2025年のスケルトンリノベーションの費用は上がる?早めの検討が良いワケとは?
2026年のリノベーション費用はどうなる?
今、中古マンションリノベーションを考えている方が気になるのは、“この先、費用はどう動くのか”という点だと思います。
ここからは、この記事の本題である“2026年のリノベーション費用の見込み”について説明します。
これからも上昇が続く見込み
結論からお伝えすると、2026年もリノベーション費用は少しずつ上がっていく可能性が高いと予想されます。
その大きな要因になっているのが、前章でも説明した『材料費』の高騰です。
木材はいまだ高止まりの状態が続いており、住宅設備も海外部品に依存しているため円安の影響を強く受けています。
これらの状況からも、少し待ったからといって材料コストが下がる見込みはありません。
人件費も上昇し、リノベーション費用を押し上げる要因に
材料費の高騰に加えて、建設業界では慢性的に人手不足が続いているため、職人の『人件費』の上昇も顕著です。
とくに、家の中を大きく改装するリノベーションでは専門職の技術が欠かせないため、人件費の上昇は、ダイレクトに総工事費へ反映されます。
このようにリノベーション費用の上昇には複数の要因が影響しているため、どれか1つが解決したからといって、すぐに下がるとは考えにくいのが現状です。
2026年にリノベーションをするなら早いほうがいい理由
横浜リノベーションとしては、今すでにリノベーションを考えているなら、早めの行動をおすすめします。なぜ、早いほうがよいのでしょうか?
リノベーション費用は今後も上昇の見通しだから
2020年のコロナ禍以降、リノベーション・新築住宅のともに、費用が下がった年は一度もありません。現時点(2025年12月)においても、円安や人手不足といった高騰の根本的要因が解消される見込みがないため、価格は上がっていくと考えられます。
今動くべきかと迷っている間に、数十万から100万円以上費用が変わる恐れもあるため、早めに計画を進めるほうが、費用面のリスクを抑えながら計画を立てやすくなります。
【関連記事】マンションのリノベーション費用を抑えたい!どんな方法がある?
住宅ローンの金利が上昇する可能性があるから
値上がりしているのは、実は建築費用だけではありません。
住宅ローンの金利も、少しずつ上昇しています。2024年(令和6年)3月に『マイナス金利政策』が解除されてから、多くの金融機関が段階的に利上げを行いました。
たとえばメガバンクでは、
- 固定金利:0.15%〜0.50%
- 変動金利:0.15%前後
ほど金利が上がったとの報告があります。
住宅ローンは借入額が大きく返済期間も長いので、0.15%〜0.5%の上昇でも総返済額に大きく影響するものです。
さらに世界的なインフレの影響によって、日本でも金利引き上げの流れが続いているため、2026年もじわじわと金利が上がる可能性は十分にあります。
【関連記事】中古マンション購入+リノベーション。ローンはどうなる?
人気のリノベーション会社は工事枠が埋まりやすいから
リノベーションは、好きなタイミングで着工できるわけではありません。材料の仕入れや職人のスケジュールに合わせて進めるため、工事枠が埋まってしまうと、着工はどんどん後ろ倒しになってしまいます。
中古マンションを購入してリノベーションする場合、引き渡し(入居)までにかかる期間は、スムーズに進んで7か月〜1年前後です。しかし、工事スケジュールが押してしまうと、それ以上かかる可能性も出てきます。
実際に「迷っているうちに他の人の予約で枠が埋まってしまい、思った時期に着工できなかった」「希望時期に着工できず、引っ越しスケジュールがずれた」というケースもよくみられます。
転勤や転職、お子さまの入学などに合わせてマイホームを購入するなら、できるだけ早く、計画を進めることが大切です。
【関連記事】リノベーションにはどのくらいの期間がかかる?物件探しから引き渡しまでの流れを確認
2026年に横浜で中古マンションリノベーションをお考えの方は、横浜リノベーションにご相談ください!
2020年のコロナ禍以降、リノベーションにかかる材料費・設備費・人件費のすべてが上昇し続けています。さらに、円安や人手不足といった根本的な要因が解消される見通しもないため、時期をずらしたからといって、リノベーション費用が下がることはまずありません。
今後も「横ばいから上昇する状態が続く可能性のほうが高い」と言えます。
だからこそ、今の時点で中古マンション+リノベーションを考えているなら、早めの行動が大切です。
横浜市内には港南区・栄区・旭区・青葉区など、団地を中心とした価格を抑えやすいエリアが多いので、物件購入費用を抑えることで、予算をコントロールしながら理想の住まいを実現できます。
そのためには、物件購入から工事までを一貫して任せられる『ワンストップリノベーション』ができる会社に相談するのが安心です。
横浜リノベーションはワンストップリノベーションに対応している会社なので、お客さまの希望や予算をもとに、物件探しから工事まで、すべてサポートいたします。
さらに独自のVE手法(必要なコストの最適化)をいかし、お客さまの理想と現実的な予算の最適なバランスをご提案します。
どんな住まいに対しても熱意を込めた提案を行うため、多くのお客さまから高評価をいただいております。
横浜で中古マンション+リノベーションをお考えの方は、まずはご相談ください。
【関連記事】私たちが「ワンストップリノベーション」をおすすめする理由
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